Hexagon 高精度タッチプローブ HPP41.10(RWP20.50-G-HPP)

Hexagon 高精度タッチプローブ HPP41.10(RWP20.50-G-HPP)

HEXAGON

画期的な自動ゼロポジション調整機能を搭載

特長

画期的な自動ゼロポジション調整

プローブの姿勢が変わっても電源OFF-ONは不要!!!
画期的なゼロポジション調整機能を搭載

プローブが姿勢を変えるとその位置でのスタイラス移動量を検知し、自動的に姿勢キャリブレーションを実施します。
今までの高精度プローブと異なり電源OFF-ONの動作は不要です。

高精度タッチプローブの構造

タッチ信号はレーザー三角測量法を使用

  • 工作機械用タッチプローブには初めて搭載
  • 三次元測定機用のセンシング技術を登用

センシングの概要

  • スタイラスが装着されている鏡にレーザーが反射する     
  • 受信機は4つのセルで反応
  • スタイラスが動くと鏡が移動する
  • レーザービームが0点からずれる
  • ずれた瞬間にタッチ信号が出力される

三点支持タッチプローブ

構造

三点支持の接点から信号を取り出すタッチプローブはタッチする方向により測定圧力が変化します。
またその影響によりタッチ信号を出力するまでに移動する距離も変化していきます。

信号の遅れ

機械側の遅れとプリトラベルの複合的な要素がタッチプローブシステムとしての遅延量となります。

繰り返し精度

  • 1方向の繰り返し精度
    1方向の繰り返し精度を測定する専用装置で測定
    一般的にCNC工作機械の場合2σ値で1μm
  • テスト方法
    一方向にタッチして繰り返し精度を測定 30回測定
    測定データは正規分布するため標準偏差2σ値で表す

プリトラベル量

  • タッチプローブでは初のレーザー光の反射を利用したセンシング技術を搭載
    遅延時間のバラつき=プリトラベル量を最小限(標準品80μm→本品3μm)に抑えることに成功しました。
  • プリトラベルバリエーション 2Dの測定
    リングゲージを1度ごとに36点測定
    真値との差をプロットしMax-Min値を分析 2μm~50μm
  • フォームエラー 3Dの測定
    基準球を1296点測定
    真値との差をプロットしMax-Min値を分析 2μm~180μm

高精度プローブの精度

テスト仕様

  • 20.50-G-HPP –電波式モデュールを使用
  • 50mmセラミックシャフトスタイラスを使用
  • DMG DMU 50 Siemens 840D SL を使用
  • 計測速度 254 mm/min

テスト結果

  • 1方向の繰り返し精度 =  0,25 μm 2σ
  • 2Dプリトラベルバリエーション = ±0,25 µm
  • 3D プリトラベルバリエーション =  ±1 µm
 

仕様

項目 スタイラス 50 mm スタイラス 100 mm
繰り返し精度 2 Sigma 0.25 µm 2 Sigma 0.25 µm
2Dプリトラベルバリエーション ± 0.25 µm ± 0.25 µm
3Dプリトラベルバリエーション ± 1.00 µm ± 1.75 µm
測定圧力 XY = 0,5 N; Z = 7 N
推奨計測速度 100-500 mm/min
測定可能方向 ±X, ±Y, -Z
スタイラスオーバートラベル XY ±12.5°; Z –5 mm
温度レンジ 保管: 5 °C – 70 °C
操作: 10 °C – 50 °C
材質 ステンレス
防水規格 IP68: EN60529