PC-DMIS NC の円の計測は多機能に富んでいます。
測定機能に関しましては、測定するワークの形状に応じて選択します。
例えば、測定時に障害となるキー溝や弧の場合は、その位置を回避するように角度指定、またはCAD上で任意に測定位置をずらすなどの操作ができます。安定した計測結果を得るために、8点以上の計測点設定を推奨しています。これも、大径になりますと点数を増やし更に安定した計測を構築することができます。
計測演算機能に関しましては、ワークのアプリケーションに応じて選択ができます。一般的には最小二乗法を推奨いたします。
嵌め合いのピンや穴に関しましては最大、最小径の演算※機能も有効です。
※演算の規格はASME Y14.5, ISO 1101
測定点のバラツキ誤差の二乗の和が最小になる円を演算します。
外接円が最小になる円を演算します。最小二乗法の中心から移動します。
嵌め合いで使用するピンの外径を計測する時に有効です。
内接円が最大になる円を演算します。最小二乗法の中心から移動します。
嵌め合いで使用する穴の内径を計測する時に有効です。
測定点がすべて含まれる外形円と内形円を描き、同一中心上でその直径が最も近い値になる2円を描きます。
その中間を通る円を演算します。幾何公差真円度等を演算する時に使用します。
R(弧)の測定時に使用します。一般的にR(弧)は120°より小さくなると、計測結果が不安定になる可能性があります。
R(弧)の計測はその半径よりも中心位置が重要になる場合があります。予め半径を固定して、測定点群を最小二乗法でそのR(弧)に合致するように中心を求めます。
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